子供と絵を描く事があります。うちのムスメは小3 になり、この3ヶ月程、学校は休みです。
初めの頃は宿題もほどんどなくダラダラとするので、絵でも描いてみようかと、絵具も出しっぱなしにしておりました。
以前は、友達の子も一緒に描く事がありましたが、今はそんなワイワイも出来ず・・・
その頃の話ですが、皆で絵を描こうとした時、私はある程度 範囲を決めました。「好きに遊んでいいよ!」と言うより、「おにごっこをしよう!ルールはこうしよう。」と決めた方がそれに打ち込めると感じるからです。
その時、絵の内容には、「目に見えるもの」と「目に見えないもの」があるって話をします。厳密に言うと、それらは混ざり合って絵になっているのですが。
子供達に「見えるものって何がある?」って聞くと「コップとかお菓子とか、動物、植物、海、山~」とつらつら出てきます。「見えないものって・・・空気や音楽、暑いとか」って例を出すと「声とか風とか」これも少し考たらまぁまぁ出てきます。で、で、何描くん?とちょっとイラっとしながら聞いてきます。
「目に見える方は、訓練すれば、ある程度誰でも描けるようになるから、まずはそっちを描こう!」となります。
なぜなら、「目に見えないもの」は私自身が勉強中だからです~(>人<;)。
それに「見えないものを、どうみたか?」は、これまた正解がないですし・・・。
でも、やっぱり、絵ぐらい気楽に描きたいですよね。
そんな、描き方なんで知らなくていいし~
って子には、「思うように描いてみて」って言ってみると、サクサク想像で描けちゃうんですね。もちろん「見えないもの」も。
「あ~~~」
やっぱり、子供には好きに描かすのが一番、かぁ。
現代の美術の傾向としては、How to より何を表現するか?を重要とする傾向にあると思います。
子供達を見ていて感じたのは、私は描く事を教えてほしかった派、だけどそうでない人には環境だけあれば良いのかも・・・。
描く準備しておくよ~、描きたくなってらまたおいで~、というカンジで今に至ります。
で、ムスメの方はさぞかし絵が上達するのでは・・・・と思われるかもですが、ムスメは「すみっコぐらし」に夢中で、キャラクターを一生懸命写してております(ー ー;)。ちょっと自己肯定力の低い子供達には共感される愛しいキャラたち。
すみっコたちにはかないません・・・。
商業美術に携わるものとしては、「こんなキャラを描かないとなぁ~」と、また違う課題を見つける日々であります。